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目の前にある現実。
己の過去の産物が、首を絞めてくる。
「これでどうだい?コネコちゃん」
嫌味ったらしく笑うその男の眼を見つめながら、脳裏に浮かぶ惨劇に思いを馳せる。
本当に、宇宙の果てまで使えない男…
「私には何の事だか分りませんわ」
机の上のコーヒーに目を移し、そこに写る男の顔を見下してみる。
ただ、それは本物ではない。
どうあがいても、この身長差で本物を見下すことなど物理的には不可能に思えた。
「…気に入らない」
自分でも気がつかないうちに、それは声に出てしまっていた。
「何か言ったかい?」
男が私を見下しながら、勝ち誇ったように言葉を漏らす。
ああ
なんて
クソみたいなんだろう
「ええ、少し、お化粧室に行かせていただきますわ」
こんなやつ、私の世界には必要ない。
そうだ
じゃあ
消去しよう
にっこりと笑う私の顔から、男は目を離さない。
その男の下顎を掴み、じっと私を見つめさせる。
「そんなに見つめられると、ドキドキしてしまいますわ」
にっこりとほほ笑みながら、男の唇に唇を重ねた。
コーヒーカップ落ちる甘いしずく
この男の最後の女は、私なのだ。
そっと唇を離し
椅子に腰かけている男を見下すと
自然と顔がゆるんだ。
「くっ、ちょっとおいたが過ぎるんじゃねぇかコネコちゃん」
口元をぬぐう男を背に、私は喫茶店を出た。
間をおかず聞こえてくる店員の叫び声。
ああ、なんて
キモチガイイノダロウ
本当に
「宇宙の果てまで使えない男」
あとがき
よっしゃぁ~~~!!!
今年は書いた、今年は書きましたよゴドーの日!!
ちなみ目線でちな神でごさいます。
サイトにデータ移す頃にはさし絵でも描こうかと思いまするですよ…!!!
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熱しやすく冷めやすい。
マイナーって程マイナーでもないのにメジャーって言うほどでもない、中途半端にマイナーなものが好き。
常にゲームをプレイしている為、ネタバレ気にせずな日記はその時プレイしているゲームの話題が多い。
髭とメガネとマッチョにやたら食い付きがいい。
もう髭メガネマッチョさえいたら世界は安泰なんじゃないかとさえ思っているHENTAI